「華代ちゃんシリーズ」



「華代ちゃんシリーズ・番外編」
「ハンターシリーズ」
「いちごちゃんシリーズ」

作・真城 悠


ハンターシリーズ83
『とあるラジオ番組にてその4』
作・yuk

「はい。今週も始まりました『愛の狩人』

イラスト:藤沢カミヤさん

お相手はこの私ラブハンターこと狩生いち子でお送りします。

さて、早速お便りの紹介をさせていただきます。

 

『ペンネーム春の七草さん。お元気ですか? あたしは元気です。 ではさようなら。』

いきなりかよ! はやいよ! それで終わるなよ!」

プロデューサー(いち子ちゃん! 二枚目があるよ!)」

「あ! ありました。続き読みます。

『間違えちゃいました。改めて、こんにちは。なずなです。いつも楽しく聞いてます。』

いや、ペンネーム意味ないよ! 名前出しちゃってるよ!」

プロデューサー(いち子ちゃん! なぜそれが名前だと思うの?)

「話の都合上です! なずなさん、いつも聞いてくれてありがとうございます。

『なんで名前知ってるんですか!? ストーカー!? いや〜!!』

うぜえ! てめぇで名前書いてるんだろ!

『あ! 間違っちゃった! 失敗失敗。……あれ? 《ホーリージ○ッジメント》』

それキャラと違うから! 確かにそっちもドジっ子だけど! 通常の五倍で危ないから!

『あ! 本当ですね。これじゃ○コレットさんだ。』

いや、伏字の位置おかしいよね? 名前もろだしだよね?

『あ! 失敗失敗。ニコレ○トですね。』

禁煙用ガム!? 根本から間違ってるよ!」

プロデューサー(いち子ちゃん! あんまりハンターとかけ離れたネタやらないで!君とちちくりあうRPGしらないひとには解らないから!)

「響きあうです! 続き読みます。

『話は変わりますが春の七草には薺(なずな)のほかに芹(せり)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべ)、仏座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)があります。』

まともだ……いいのか?こんなにまともで……

『いいんです。』

そうですか……そうですね! 補足させていただきますと菘はかぶの葉、蘿蔔は大根の葉ですね。

『誰の足が大根ですか! ひどい! あなたがそんなひどい人なんて思わなかった!!』

誰も言ってねぇよ! 被害妄想だよ! スルーしちゃったけど何で手紙で会話が成立してんだよ!

『>誰も言ってねぇよ! 被害妄想だよ!

 

あ! 本当ですね。間違っちゃった。てへ♪

 

>スルーしちゃったけど何で手紙で会話が成立してんだよ!

 

これがあたしの超能力です! すごいでしょ?』

なぜに掲示板調!?」

プロデョーサー(いち子ちゃん! 今どうやって読んだの?)

「気にしたら負けです!……プロデョーサー?」

プロデューサー(あ! 間違っちゃった! てへ♪)

「いや、てへって! きもいから! このドジは感染するのか?

『人を病原菌みたいに言わないでください。』

いや、原因としては間違いなくお前だと思うが……」

プロデューサー(いち子ちゃん! 何一人芝居してるの?)

「誰のせいだよ!

『あ! はい。あたしです。』

自覚あり!?

『ここで問題です。あたしは今回何回ドジをしたでしょう?』

しらねぇよ! 数えてねぇよ! 勝手に変なコーナー作るなよ!

『それでは時間もきたようですのでこの辺で……回答は次回の《愛の狩人》で……』

お前が終わらすのかよ! 回答なんかやらねぇよ! そしてリクエストないのかよ!」

プロデューサー(いち子ちゃん! P.Sがあるよ!)

「あ、ほんとだ。

『P.S すいません。わすれてました。』

ったくどこまでドジなんだよ……で、リクエストはっと……

『ラブハンターってセンス最悪ですね。それでは。』

そこ!?」

プロシューサー(いち子ちゃん! おつかれ! きょうもつっこみが切れてたよ!)

だからプロシューサーって何だ!!!

この番組にまともな関係者はいないのか!?」