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ハンターシリーズ112『イルダさんの小ネタ集 4巻目 〜イルダさんの陰謀〜』 タイトル画制作:ELIZA    

ハンターシリーズ112
『イルダさんの小ネタ集 4巻目
 〜イルダさんの陰謀〜』

作・タイトル画  ELIZA
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【水着】

 48号「イルダさんは水着を持っているのですか?」
 49号「ええ、一応。」
 48号「…えぇ!?
     これって、男性用ですよね?」
 49号「これは入田さんの姿のときに使うものです。
     水泳の時はいつも入田さんになっているので。」



【水着 その2】

 48号「イルダさんは自分が着る水着を持っているのですか?」
 49号「ええ、一応。」
 48号「…イルダさんにしてはずいぶん大胆ですね。
     いつ着るのですか?」
 49号「霧のドレスを着る時に下に着ています。
     魔法はまず大丈夫なのですが、念のために。」



【名家】

 36号「そういえば、この辺りが君の地元じゃなかったっけ?」
入田利康「はい、そうです。
     あ、実家が見えてきました。」

 36号「…イルダさんはずっと雲の上の存在だと思っていたけど、君もなんだな。」



【理想と現実】

 31号「イルダさんはもっとウエストを細くしようとは思わないのですか?」
 49号「もう1インチと思うこともありますが、これ以上締めると体に悪影響が出ますからね…」



【聖職者】

  ボス「…この祭壇やら何やらはどうしたんだ?」
 49号「ちょっと儀式を行っていました。
     この世界には魔女信仰がないので、個人的な信条に基づいたものになってしまいますが。」



【魔法暴走】

 24号「うちの組織に入り込んだ泥棒が捕まったんだって?」
 27号「何でも、イルダさんの宝石に手を出して魔法が暴走したらしい。
     犯人はネズミに変えられて首が飛び、残りの体は石化していたんだそうだ。」

*このような状態になっても生きてはいます。



【対策】

 17号「…あれ、恭介お兄ちゃんのナイフなのに刺さらないや。」

ボンッ

 49号「コルセットを超ダマスクス鋼製にしておいて正解でした。」



【専門外】

100号「…君は魔法の薬は作れないのか?」
 49号「残念ながら。
     それはまた別の技能になってしまうので。」



【本体】

 39号「…イルダさんの変身は制限時間とかないんだよね?」
 49号「えぇ、例えば入田利康さんとして一生を過ごすことも可能です。」
 39号「じゃあ、どうして元がイルダさんだと言えるの?
     さっきの話だと、どの姿からでも変身できるんでしょ?」
 49号「この姿になるときにはキャラクターシートが要らないんですよ。
     あと、不意に意識を失うとこの姿になるはずです。」

*眠る時なども意識は途切れますが、この場合変身は途切れません。



【単位】

マスター「いらっしゃいませ。」
 49号「今日はエールを半パイントお願い。」
マスター「…はい、どうぞ。」
 49号「…これ、何か少なくないですか?」
マスター「え、確かに言われた通り半パイント量っていますが。」
 49号「ちょっと道具を見せて…やっぱりアメリカ製ね。
     これで量るときは0.6パイントにしなければダメです。」

*「パイント」は容積の単位ですが、イギリスとアメリカで約1.2倍の差があります。



【単位 その2】

 49号「あんずさん、この前オーダーしたドレスが届きました。
     …はい、これですね。」
 11号「わぁ…こんな素敵なドレス、ありがとうございます!
     早速着てみますね!」

 11号「…これ、何か長くないですか?
     スカートが地面すれすれなんですけど。」
 49号「ちゃんと「女の子らしく、スカートは短め」で頼んだはずですが…
     身長で鯖を読みませんでしたか?」
 11号「あたしの身長が160cmだから、5フィート4インチでいいはずなんだけど…
     30×5+2.5×4=160で合ってるはずだし…」
 49号「間違いの元はそこですね。
     身長160cmなら、5フィート3インチのはずです。」

*1フィート=30.48cm、1インチ=2.54cmなので、5フィート3インチ=160.02cmになります。



【言語】

 20号「ねぇ、何でそんなに話す言葉が古臭いの?」
入田利康「今の俺の英語の技能はイルダさん由来だから、ヴィクトリア朝の英語になってるんだ。
     注意して聞けばRPの中に少しウェールズの訛りがあるのが判ると思う。」

*RP…容認発音のこと。元々上流階級の人が主に使う発音で、イギリス英語の標準発音とされている。



【文化】

 ネーゼ「ねぇ、イルダさんって、あんまりイギリスっぽくないよね?」
 49号「えぇ、イギリスの文化にはキリスト教が深く根ざしているので。」



【文化 その2】

  3号「いや、イルダさんはそんなことやらないでしょ!」
 沢田愛「では、賭けますか?」
  3号「よし、乗った!」

 49号「お邪魔します…」
水野真澄「すごい、新蕎麦じゃない!」
 沢田愛「さあ、伸びないうちに早く食べましょう。」

ズズゥーッ

  3号(確かに。あたしの負け。)
 沢田愛(でしょ?)
水野真澄「…珍しいよね、大抵の外国人は音を立てたり食器を持ち上げたりするのを嫌がるって聞いたんだけど。」
 49号「郷に入れば郷に従えです。
     これが本来の美味しい食べ方ですし、汚さなければいいわけですから。」



【口紅】

 49号「…それは何ですか?」
 沢田愛「そうか、イルダさんは全くお化粧をしないから、口紅が食器に付くという事を知らないのね。」



【2月14日】

 49号「もうすぐ2月14日、煮干しの日ですね。」
 11号「え、バレンタイン…」
 28号「あんず、ダメ!
     イルダさんにとって聖人の記念日は呪わしい日なんだから!」



【2月14日 その2】

 28号「…イルダさんは誰かに煮干しを贈るのですか?」
 49号「いえ、誰にも。
     結婚するなら入田利康さんでと考えていますし。」



【クリスマス】

 49号「もう冬至祭りの準備はお済ませですか?」
 86号「…冬至祭り?
     ああ、阿蘭陀正月の事ですね。」
 77号「…何を話してるんだろ。」
半田ケイ「「阿蘭陀正月」ってのは、クリスマスの事だ。
     イルダさんの方は、キリスト教を連想したくないからだろうな。」



【イメージチェンジ】

 86号「よくお似合いですね。」
 26号「新しいのを買われたのですね。」
 14号「…一体何がどう変わったんだ?」
 64号「気が付かないのか?
     イルダさんの靴が新しいピンヒールになったんだ。」
 14号「…あのスカートでどうして分かるんだ?」



【気づき方】

 49号「…でも皆さん、よく判りましたね。」
 86号「足跡を見れば一目瞭然でしょう。」
 64号「決め手は新しい革の臭いですね。」
 14号「…ああ、言われてみると、いつもより身長が高い気がする。」
 26号「それでだめならすかーとのすき…」

ZAP!



【「おしゃれ」の意味】

 86号「ところで、履き心地はどうですか?」
 49号「…これは戦場ではいいかもしれませんが普段用ではないですね。」
 14号「ピンヒールは戦場で履くものではないと思うのだが…」
 64号「師匠は「おしゃれ」ですから。」



【男女差】

 97号「…入田さんからイルダさんになると、背が高くなるのですね。」
 49号「いえ、身長と体重は全く変わらないはずですが…
     そう思うのは、ピンヒールのせいかもしくは周りの背が低くなるせいではないでしょうか?」



【男女差 その2】

 10号「…入田君よりイルダさんの方が肉体的にも優れているんだな。」
 49号「いえ、能力は全く変わらないはずですが…
     そう思うのは、周囲のレベルや環境の違いのせいではないでしょうか?
     この前の砲丸も女性用のほうが軽かったですし。」



【男性ホルモン】

柚木陽介「…うちの組織はドーピングOKなんだが、検査のときは勘弁してくれないか?」
 49号「?…しまった、ごめんなさい!
     いつもの癖で入田さんになってしまっていました!」



【変身】

 31号「ごめんなさい、またお父様のせいで。」
 49号「それはいいのですが、なぜ私まで操船しなければならないのですか?」
 31号「すみません、運ぶ人数が増えたので用意が足りませんでした。
     …それにしても、銭湯はあの時以来ですね。」
黄路疾風「うう…気持ち悪い…」
 49号「吐かないでくださいね。
     その場所はロボットクルーザーから戻った時にスカートになるところですから。」



【所持品】

 49号「さて、もちろん私は…」
入田利康「…男湯に入るのだが。」
  5号「…指につけているその大量の指輪は?」
入田利康「不埒なことを考える人に対する自衛手段ですが。」



【タオル】

入田利康「…これでよし、と。」
 23号「…その巻いている場所は、絶対に間違っているよね?」
入田利康「いえ、見えないようにするのですから、これでいいですよ。
     『ソナー』の指輪があれば見えなくても困りませんし。」



【集団的自衛権】

 32号「…静かだな。」
 26号「師匠が一緒だと、騒ぐことができませんからね…」

ドオォーン

 57号「…男湯の方が騒がしいな。」
 87号「入田利康さんと安全保障の約束をしておいて正解でしたね。」


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