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『ハンターミニミニ劇場 第14幕』 作・真城 悠と愉快な仲間たち

ハンターシリーズ169
『ハンターミニミニ劇場 第14幕』

作・(真城 悠と愉快な仲間たち)

タイトル画:ELIZAさん (ホームページ“ELIZA'S GRIMOIRE”はこちらから)

※この「ハンターミニミニ劇場」作品は、ハンターキャラクターを使ったお遊び企画です。
ここで追加された設定は正式なものとはなりません。

 



ハンターミニミニ劇場No.331
If...過去から来た少女 〜 剣の腕 〜
作者:天爛


※ハンターシリーズ161「いまだ来ぬ過去」に登場した華乎が現代に来たら……というIFストーリーです

華乎「さすがでござる。」
   道場の床に大の字に倒れた華乎は、息も絶え絶えに疾風に声を掛ける。
疾風「そういうお前もな。」
   返す疾風も息が切れている物の倒れ込むというところは行っていない。
華乎「いやいや、拙者はまだまだ井の中の蛙でござるよ。」

華乎「しかし、疾風殿が羨ましいでこざる」
疾風「ん?」
華乎「抜刀や振りの邪魔にならぬし、生来の動きのまま剣を振るえるでござろう?」
疾風「まて、何のことを言っている」
華乎「疾風殿は胸が小さい故、羨ましいと…」
疾風「ち、小さいって、あんたよりか…」
華乎「いや拙者の場合、サラシを巻かねば今の体捌きのままでは重心が崩れてしまうでござるし、巻けば巻いたで息苦しくてこの有様でござる」
疾風「っ! サ、サラシを巻いていたのかっ?!」
華乎「その通りにござるが?」
疾風「あ、あれだ。外すとやっぱ大きいのか?」
華乎「うむ。剣を振るうにも邪魔で仕方ないでござるよ」
疾風「剣を振るのに邪魔ってそんなにあるのか…………」
華乎「疾風殿? 急に黙り込んでいがかなされた?」
疾風「……こ、こぉんの、うらぎりものぉ〜〜〜〜〜(ドップラー効果効かせつつ走り去る)」

華乎「まだ走る余力を残していたとは、疾風殿はやはり流石でござる。」




ハンターミニミニ劇場No.332
If...過去から来た少女 〜 教えて疾風殿っ 〜
作者:天爛


※ハンターシリーズ161「いまだ来ぬ過去」に登場した華乎が現代に来たら……というIFストーリーです


華乎「どうすれば疾風殿の様に胸が小さくなるでござるか?」
疾風「知るかっ! と言うかこっちが訊きたいわっ!!」




ハンターミニミニ劇場No.333
「使い道」
作者:ラングラー難民



 3月5日の昼下がり。
 編集室で何気に新聞を読んでいた文香。


文香(60号) 「景気対策の定額給付金、いよいよ支給されることになったけど、みんな何に使うのかなぁ…… よし、ネタに困っていたことだし、取材に行ってみよう。」


 そう言って席を立つ。
 部屋を出たところでいちごと出会ったので、すぐさま尋ねる文香。


文香(60号)  「いちごさん、定額給付金何に使いますか?」
いちご(1号)  「うーん、1万2千円かぁ…… 欲しい本はほとんど図書室にあるから、そっちで借りればいいからなぁ…… いつか休暇をもらって、白旗城(下記注)を見に行くための旅費にしようかとも思ってるよ。」
文香(60号)  「赤松円心ですか?」
いちご(1号)  「とある本(下記注)を読んで、つい最近興味をもったんだけどな。文香も知ってるのか?」
文香(60号)  「名前だけは聞いたことがあります。」
いちご(1号)  「そうか。一度自分で調べてみればいいさ。それが歴史の愉しみだからな。」
文香(60号)  「忙しいところありがとうございました。」


 さて、次は誰に聞こうか……
 そう考えながら歩いていると、巨漢とぶつかる。


文香(60号)  「あいたたた……」
64号      「大丈夫ですか?」
文香(60号)  「あ、大丈夫です。そうそう、ちょうどよかった。64号さん、定額給付金何に使いますか?」
64号      「僕は夏コミの軍資金です。」
文香(60号)  「大分先の話じゃないですか?」
64号      「でも、給付金貰えるのはかなり先だったはずですよ。その頃に貰ってもいいようだから。」
文香(60号)  「えらく計画的ですねぇ…… ありがとうございました。」


 「二人とも使い道を考えているなぁ……」と考えて歩いていると、今度はブレザー姿の女子高生が2人。


あんず(11号) 「ねぇねぇ文香さん、何の取材?」
文香(60号)  「みんな、定額給付金を何に使うのかと思ってね。」
双葉(28号)  「あたしは、ルイーズのロールケーキ18本!」
あんず(11号) 「双葉、あんたはスイーツしか頭にないのか!」
文香(60号)  「双葉ちゃんらしいなぁ……」
双葉(28号)  「だって、2万円(下記注)だったら税、送料込みでちょうどいいでしょ? 服とか靴とかだったら2点は買えないし。そうそう、あんずはどうするの?」
あんず(11号) 「いきなり振られても答えに困るなぁ…… ていうか、文香さんは何に使うの? もしかして自分で使い道を決めかねているから取材と称して尋ねまわっているとか?」
文香(60号)  「あたっ!あんずちゃん、痛いところ突くねぇ……」
あんず(11号) 「そうそう、それよりうちの町ではいつ貰えるの?」
文香(60号)  「あっ、今から調べてみるから、2人とも編集室へ来る?」


 2人を連れて編集室に戻り、パソコンのキーボードをポンカラキンコンカン(下記注)と叩いて検索を掛けてみると、「申請書は3月17日以降簡易書留で順次発送し、支給開始は5月中旬以降順次(下記注)」という結果が出た。


あんず・双葉   「何それ!信じられない!」
文香(60号)  「酷いなぁ、うちの町は。隣町は3月中に支給開始と言ってるのに。64号さんが言ってたのはこれだったのか……」


 自治体の対応に呆れながらも、文香は再び部屋を出て取材を進める。
 階段を下りていくと、見慣れたスーツ姿の青年と顔を合わせる。


二岡(23号)  「先輩、取材ですか?」
文香(60号)  「二岡くん、ちょうどよかった。定額給付金、きみなら何に使うのかと思ってね。」
二岡(23号)  「先輩、もしかして自分で使い道を決めかねているから取材と称して尋ねまわっているんじゃないでしょうね?」
文香(60号)  「あたっ!それ、さっきあんずちゃんに言われたよ。」
二岡(23号)  「やっぱりねぇ。まぁ、俺は自動車税の足しにしますよ。」
文香(60号)  「きみらしい答えだなぁ。39500円だったっけ?」
二岡(23号)  「正直高いですよ。でも、気に入って乗っているクルマですから。」
         (ここで「気に入って乗っているクルマだ」と言い切っておかないと、華代ちゃんによってステップワゴンがラパンかライフあたりにされて、俺もエビちゃん系の女の子かヤンキーあたりにされてしまうからなぁ。)


 そこへ紫の髪をし、眼鏡を掛けた長身の女性が通りかかる。


燈子(10号)  「23号、自動車税ごときで何をびくびくしているんだ?」
二岡(23号)  「びくびくしていませんよ。毎年のことですから。それより、燈子さんのムルシェ(下記注)って6.5リッターだから、確か10万以上したはずですよね?」
燈子(10号)  「う゛ぐっ」


 それを聞いた燈子は、顔を青ざめて走り去っていく。


文香(60号)  「あはは、大変だねぇ。」
二岡(23号)  「人それぞれということで。」


 取材はこの後も続くのであった。

※白旗城:南北朝時代の武将、赤松円心則村(1277〜1350)が構えていた山城。
※とある本:赤松円心 −虚像と実像− (八瀬久著・SSP出版刊・2003年)
※2万円:平成21年2月1日現在で18歳以下または65歳以上の者についての支給額。
※ポンカラキンコンカン:毎日放送のラジオ番組“ありがとう浜村淳です”で、メインパーソナリティーの浜村淳がよく使っている。
※「検索結果」で出てきた定額給付金の開始時期:兵庫県某市の場合。
※ムルシェ:ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640のこと。JLOCが2004年から現在(2009年)までの間、これをベースとした“RG−1”で全日本GT選手権(2005年からはスーパーGT)に参戦する際、登録車名をスポンサー名+ムルシェとしている。




ハンターミニミニ劇場No.334
「双葉のブログ」
作者:城弾


双葉(28号)の場合。
 とあるお店で携帯でぱちり。
 送信して本文。
「これからおやつ。ケーキ大好き」
 写っていたのはショートケーキ(カットケーキ)ではなくホールケーキだった




ハンターミニミニ劇場No.335
超能力少女 なずな めけめけ団を粉砕するの巻き
作者:ふう


※この作品は高樹ひろむさんのアイディアが元になっています。

め@部下A   「総統、春野なずな、をつれてきました」
総統      「ご苦労だったな」
なずな(77号)「ねぇねぇ、おじさん、ついてきたんだから、早くあの幻の※桜花丸金印のぺろぺろキャンディだしてよぅ」
総統      「仕方が無い、例のものを」
め@部下B   「は、ここにお持ちしました、どうぞ」
なずな(77号)「わぁ、すごいすごい、本当に七色に輝いてる、それではいただきマース(^O^)」
…………
総統      「あはははは、なずなよ、ついに口にしたな、それには、超強力な人間誘導剤が入っているのだ」
        「さあ行くのだ、そしてわれら、めけめけ団の怖さを民衆に知らしめてくるのだ」
なずな(77号)「は〜い、なずないきまーーーっす、とお・・・・・・」
        ドシャーーン、がらがらがら、ずずず、どどど・・・・・・
…………
…………
…………
め@部下B   「総統さま、気のせいでなければ、われわれの基地が、破壊されているようなのですが!」
め@部下C   「総統、基地のあちこちでA級アラームが出てます、基地Cブロック、大破、続いてDブロックも破壊された模様・・・・・」
め@部下D   「続いてBブロック大破、破壊箇所が、本コントロールルームに向かっている模様です」
総統      「仕方が無い、館内放送を使って、早くなずなの暗示をとくのだ」
…………
め@部下D   「はい、はんにゃらら、痛いの痛いのとんでゆけー」
…………
め@部下D   「解除キーワード、なずなに届いたようです」
…………
なずな(77号)「あれ、ここはどこでしょう、親切なおじさんもいません・・・・・」
        「仕方が無いです、なずなテレポートでおじさんの所に行かないと」
        「えい、てれぽーーーーず〜〜〜〜〜へーーくちゅん」
        ドシャーーン、がらがらがら、ずずず、どどど・・・・・・
        「てへ、呪文間違えて天井にでっかい穴をあけちゃいました(^^;)」
        「あ、でも、おじさんあんなとこにいますぅ」
        「では、なずなジャンプで、あそこまで飛びましょう」
…………
        「なずな、とびますとびます・・・・・」
        こんどは、赤い線を足に引っ掛けて、め@部下Aに頭からごっつんこしてしまいました
…………
        「あたたた、おじさんごめんなさい」
め@部下C   「総統大変です」
総統      「今度は何だ」
め@部下C   「先ほどの赤い線は、この基地の自爆装置の回路だったようで、基地自爆のカウントダウンが始まっています」
総統      「仕方が無い、さらば春野なずなよ、またあうひまで、というわけで全員基地からたいひーーーーー」
…………
…………
…………
なずな(77号)「なんか用事も終わったみたいだからかーーえろ」
        「なづなテレポーション〜くしゅん」
        そして、なずなの去った後には無残に破壊された、めけめけ団が基地がのこされたのだった。

        こうして、ご近所の悪党めけめけ団とその基地は壊滅したのだった、めでたしめでたし○

※桜花丸金印のぺろぺろキャンディは架空の食べ物です




ハンターミニミニ劇場No.336
循環
作者:ELIZA


浅葱千景    「大神冥…やるな、気付かれないように尾行するのが相当に難しい。
         …ちっ、邪魔が入ったか! あ、相手も走り出した。逃げながら追いかけよう。」
黄路疾風    「千景えぇ〜! 覚悟おぉ〜!
         …ん? まずい! ここは逃げながら追いかけるぞ!」
クーゴ(95号)「疾風さあぁ〜ん! 待ってくださいぃ〜!
         …げ、おばあちゃんだ!。ここは逃げながら追いかけましょう。」
大神冥     「あの馬鹿…まだ懲りないのか。
         …誰か後をつけているようだな。丁度いい。相手をまきながら追いかけるか。」




ハンターミニミニ劇場No.337
人手不足の理由
作者:ELIZA


部下A 「…OK。後はバックアップだ。」
新入職員「よし、仕事はこれで終わりだ!」
部下A 「待った、仕事はちゃんとバックアップをとってシェルターの中に保管して初めて完了する。」
新入職員「…先輩、これはそんなに重要なものなのですか?」
部下A 「そういうわけではないが…」

チュドーン

部下A 「(埃まみれ)…ここはよくこういうことが起こるからな。」
新入職員「(真っ黒焦げ)データが…もしかして仕事は最初からやり直しですか?」
部下A 「(埃を払って)…まあ、そうなるな。」

ボス  「…で、辞めたと。」
部下A 「さすがに不備のない初仕事を10回以上やり直すのはつらかったようです。」




ハンターミニミニ劇場No.338
安普請の理由
作者:ELIZA


部下A「ところで、前から言いたかったのですが、なぜ建物が壊れないように頑丈にしないのですか?」
ボス 「…壊れるときは壊れるからな、耐震基準ぎりぎりの安普請にしてその都度建て直した方が安くつく。それに雇用を増やせと上から圧力がかかっているし。」




ハンターミニミニ劇場No.339
「使い道」その2
作者:真城 悠


文香(60号)「さんごさん、定額給付金何に使いますか?」
珊瑚(3号) 「あたしがダンナにイタめしをおごって、ダンナはあたしに京懐石をご馳走してくれるんだってさ」
文香(60号)「京懐石…渋いですね」
珊瑚(3号) 「ダンナの郷里(くに)だからねえ」
文香(60号)「もちろん二人で食べに行くんですよね?」
珊瑚(3号) 「そりゃね」
文香(60号)「ごちそうさまです…。でも、使い切れます?」
珊瑚(3号) 「京懐石はともかく、イタめしは二人でも1万2,000円にはならないかもね。その時は適当なワインでも追加するわ」
文香(60号)「お、大人の女ですね…」
珊瑚(3号) 「何よその妙な関心の仕方は」
文香(60号)「私は京懐石とか食べたことないです」
珊瑚(3号) 「ふーん。ま、おごってくれるオトコでもみつけるんだね」
文香(60号)「…考えときます」




ハンターミニミニ劇場No.340
「使い道」その3
作者:ふう


文香(60号)「水野さん、沢田さん、定額給付金何に使いますか?」
水野&沢田(事務員)「いま四葉ちゃんがいるから・・・・・ひ・み・つ」
四葉(48号)「先輩方、なんか貯金通帳のように見えるのですがそれ・・・・・」
沢田(事務員)「そお?、気のせい気のせい」
水野(事務員)「そうそう、気のせい気のせい」
安土(事務員)「私はりくちゃんちょきんかなぁ・・・・♪」
水野&沢田(事務員)「そろそろお茶会始めるけど、文香さん来ます?」
文香(60号)「そうですね、なんか、まだまだ面白い話聞けそうですし」
四葉(48号)「え、くるんですか?文香先輩・・・・^^;;;;;」
       「先輩(水野&沢田)方、今日も、あれ着ないといけないんですか」
水野&沢田(事務員)「それは、四葉ちゃんが言ったことじゃない、【メイドさんがいたら、ちょっと、リッチな気分になりません?】って」
四葉(48号)「はう・・・・・言わなきゃよかった」
水野&沢田(事務員)「四葉ちゃん、諦めが肝心って言葉知ってる?」
四葉(48号)「わかりました、ちゃんとミッションをこなしましょう、苺先輩に負けないくらいに、華麗に(かっこよく)」
いちご(1号)「そこはちょっと違うと思うんだがなぁ」
四葉(48号)「苺先輩、見ててください、私の勇姿を」
       「そうと決まれば行きましょう、先輩方」
と、こんな感じでお茶会に突入したのだった○




ハンターミニミニ劇場No.341
「使い道」その4
作者:ふう


文香(60号)「臼井さん、定額給付金何に使いますか?」
臼井(96号)「わたしは、仮面ライダーマンの、変身ベルトに使います」
       「やっと、この前、とある場所で見つけたんですよ(^^)」
臼井(96号)「で、この変身ベルトの特徴の1つに、ボタンを押すと、自分の声で、変身のセリフを録音できるんですよ」
臼井(96号)「そして、もう1つのボタンを押すと、変身ポーズとともにそのセリフが流れるんですよ(^^)」
文香(60号)「それは、確かにいんしょうにのこりそうですね」
臼井(96号)「これだけ、インパクトを与えないと、なぜか皆、印象に残らないみたいで」
文香(60号)「(^^;)そ、そうなんですか、よ、よかったですね」
       「そ、それでは、他の人の取材が、あるので、それでは失礼します」
(臼井さんも、かげながらいろいろ努力しているんだなあ、と思いながら立ち去る文香であった・・・・・)




ハンターミニミニ劇場No.342
「別腹」
作者:城弾


双葉(28号) 「うー。もういいわ。ごちそうさま」
あんず(11号)「あんたホールケーキを平らげるのになんでおそば半分残すのよ?」




ハンターミニミニ劇場No.343
「フードファイター」
作者:ラングラー難民


一仕事を終え、遅めの昼食を取ろうとしている二岡、臼井、空奈。
入ったお店は、とある駅の高架下にあるラーメン屋。

二岡(23号) 「ここの店って、ラーメン10杯を(汁も完全に飲み干して)30分以内で食べたらタダになるみたいだね。」
臼井(96号) 「でも、そんなに食べられる人達って、どんな胃袋しているんだろうなぁ……」
空奈(97号) 「あっ、二人ともあそこの壁見て。」

その壁に貼られた模造紙には、

藤野双葉 16歳 ラーメンとってもおいしかったよ。店のおばちゃん優しかったよ。また絶対来るね。」

と手書きされ、隣にはラーメン10杯を平らげて満足そうな双葉と、ラーメン鉢を抱えて呆れかえった顔をしたあんずのツーショット写真が貼付けてあった。




ハンターミニミニ劇場No.344
「別腹の魔法?」
作者:ふう


※これはミニミニ劇場No.342の同じ日の出来事です

64号     「師匠、28号とのエネルギーの流れを閉じることはできないですか?」
イルダ(49号)「特殊な結界を張り、その中にいる間は、ある限定したエネルギーのつながりを、閉じることができますけど、多分、2時間ほどで飢えの苦しみを味わうことになると思いますよ」
「それでもやりますか?」
64号 「はい、以前激やせしたときの、体形をもう1度見たいので」
イルダ(49号)「解りました、ただ、どうしても我慢できなくなったら、結界線の一部を消せば結界の効果はきえますから」
「では、結界を張ります」
…………
…………
…………
30分後
イルダ(49号)「結界ができました」
64号     「師匠、ありがとうございます」
結界に入って30分後
イルダ(49号)「今まで溜まっていたエネルギーがだいぶ減ってきました」
結界に入って1時間30分後
イルダ(49号)「そろそろ、効果が出てくると思いますが?」
64号     「師匠、なんか、無性におなかが減ってきたのですが、まだ耐えられると思います」
結界に入って2時間後
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜〜〜が〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
64号     「師匠、なんかおなかが鳴り止まないのですが・・・・」
イルダ(49号)「まあ、エネルギーの流れを止めたのですから、当然でしょう」
結界に入って5時間後
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜〜〜が〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜〜〜が〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜〜〜が〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜〜〜が〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
64号     「師匠、×××××」
イルダ(49号)「おなかの音でよく聞こえないのですが?」
結界に入って8時間後
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜どこんどこん〜〜がこんがこん〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜どこんどこん〜〜がこんがこん〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜どこんどこん〜〜がこんがこん〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜どこんどこん〜〜がこんがこん〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる、ご〜〜どこんどこん〜〜がこんがこん〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜
64号     「師匠、もうだめです・・・・ここから出ます」
ぐ〜〜〜〜きゅるきゅる・・・・・・しーーん
64号     「はーーおなかの音がこんなにすると思いませんでした」
イルダ(49号)「まあ、その間、何も飲まず食わずと同じ状態だったのですからね」
「まだ続けますか?」
64号     「いえ、やめます、こんなにおなかの音が五月蝿いと夜も眠れなくなりそうですから」
「痩せたいときは、クーゴと一緒に激痩せたいそうをします」
イルダ(49号)「それがよいと思いますよ、何もせずに痩せようとすれば、痩せるどころかその前に体を壊しますから」
こうして64号の魔法で痩せる試みはしっぱいにおわったのでした。




ハンターミニミニ劇場No.345
ブログ 旅路にて・・
作者:からさぶろう


熊本に来ました、ブルトレに乗りました。
         温泉宿を一つ駄目にしました。てへぇ〜(はあと)
なずな(77号)「よし、これで終わり」
         送信ボタン押してブログを書くなずなだった、
なずな(77号)「フェフェフェクション〜ン」
※ハートマークが文字化けするので(はあと)としました



ハンターミニミニ劇場No.346
とあるカレー屋の噂
作者:からさぶろう


いちご(1号)「皆さん、とあるカレー屋さんに大盛りチャレンジがありました」
       「制限時間内に食べると無料になるのがありましたが実は、ハンター」
       「が関連してると言われます、チャレンジできるのが1店舗のみですが」
       「数店舗を、つわものがハンターにいるらしいそうです。」
       「さて、あなたは、信じる、信じない?」




ハンターミニミニ劇場No.347
春モード
作者:ふう


いちご(1号)「おいそこの・・・・・」「って、また四葉お前か」「こんどは何だ」
四葉(48号)「あ、先輩、えっとですね・・・・・」
いちご(1号)「あ、すべていわんでも、なんとなくわかったんだが・・・・・」
四葉(48号)「聞いてくださいよ、先輩、先輩方(水野&沢田)が、これ着て、これ着て、ってくるんですよ」
いちご(1号)「で、毎度のことながら、逃げてるわけか・・・・・」
四葉(48号)「先輩、よく解りますね」
いちご(1号)「で、一応言っておく、その先輩方(水野&沢田)が、後ろにいるぞ」
四葉(48号)「え!、ひゃぁ〜〜〜〜〜〜〜」
いちご(1号)「おい、あまり、追い詰めるなよ、また雄たけび上げるぞ」
水野&沢田(事務員)「「だって、今年は、春が早かったでしょう、だ・か・ら、色々有るのよ、じゃ、四葉ちゃんを追いかけるから」」「「まてぇ〜〜〜〜〜〜〜」」
…………
いちご(1号)「じゃ、お茶会、どんな感じになるかな、少し時間をみてのぞいてみるか」
珊瑚(3号) 「私も、行って見よう(^^)」
いちご(1号)「おい、珊瑚、お前にも春はきてるんじゃないか!?」
珊瑚(3号) 「やぁね、それはそれ、これはこれ、というわけで私も、お茶会出るわよ、でも今度は2人で(*^^*)」
いちご(1号)「29号、お前も大変だな」
29号    「まあ。あいつのことだから、そこら辺は、ちゃんと切り分けてるみたいだよ」
いちご(1号)「そうか。」「まあ、お前がそれでいいなら良いんだが」
…………
…………
…………
で、お茶会では、しっかり、春モードに身を包んだ、四葉がいるのでした。めでたしめでたし○
四葉(48号)「まるじゃなーーーい」




ハンターミニミニ劇場No.348
たかいたかーい
作者:Bシュウ



水野    「じゃ、この子をよろしくね!」
ヤオ(80号)「あ、あぁ。了解した」
赤ん坊を手渡され、複雑な表情で返事をするヤオ。いちごの部屋での一件以来、ひめに苦手意識がついてしまったようだ。
ヤオ(80号)「さて…どうしたものか。我々の星系の場合、赤ん坊には『メルフラスト回転』と決まっているが…地球人に耐えられるとは思えないしな」
ひめは腕の中でおとなしくしている。純粋無垢なその姿に思わず微笑む。とりあえず端末で調べた一番簡単な方法を試す。
ヤオ(80号)「た…たかいたかーい」
ぎこちなく、ひめを上下に持ち上げる。
ひめ    「きゃ〜」
ひめは、嬉しそうに手足をばたつかせる。その姿が嬉しくてヤオはしばらくそれを繰り返していた。その時
美依(31号)「ひめちゃんは、『たかいたかい』が好きなんですねぇ」
ヤオ(80号)「あfbまえいrhjばgdg!」
美依(31号)「楽しそうですねぇ?わたしもやってみていいですかぁ?」
ヤオ(80号)「あ、あぁ。構わないが…見てたのか」
美依(31号)「?」
ヤオ(80号)「いや何でもない。よろしく頼む」
赤くなった顔を悟られないようにひめを手渡すとすぐに背を向ける。ヤオは自分がどんな顔をしてたか想像するだけで悶絶しそうだった。その時、
美依(31号)「よーし。180pのヤオさんであれだけ喜んでたなら!……計算完了!パワーチャージ!」
背後で不穏当な発言と音が聞こえてくる。慌てて振り向くが既に美依は発射態勢に入っていた。
美依(31号)「どっせーーーーーーーーい!
ヤオ(80号)「なあああああああああああああああ
気合の掛け声と共に諸手でひめを放り投げる美依。小さくなっていくひめを見て叫ぶしかないヤオ。そしてどこから現れたのか5号がぽつりと呟く。
五代(5号) 「ふらいふらーい」
ヤオ(80号)「言ってる場合か!?」
その後ひめは怪我ひとつ無く帰還したのだが、美依にはリミッター(ひめ仕様)が付けられたとかそうでもなかったとか…




ハンターミニミニ劇場No.349
春の陽気に誘われて
作者:ふう


屋台のおじさん 「そこのおねいさんがた、1っこかってくれたらおまけするよ」
四葉(48号) 「わぁーい、おじさんふとっぱぁあ(^^)」
あんず(11号)「じゃあ、私もいっこもらおうかな」
双葉(28号) 「おじさん、すっごく甘くしてね(^^)」
屋台のおじさん 「お、ねいさん、通だね、あいよ」
…………
水野&沢田(事務員)「「うんうん、四葉ちゃんふくめ、みんな似合ってるよ」」
四葉(48号) 「もぐもぐ。ほうれふか・・・・・もぐもぐ」
あんず(11号)「四葉ちゃん、そんなに、急いで食べなくても、だれもとらないよ(^^)」
双葉(28号) 「おいし〜、し・あ・わ・せ」
…………
いちご(1号) 「はい、ひめ、熱いから、ふうふうしてあげるからね」
りく(6号)  「お、なかなかな、堂に入っているな、いちごよ」
いちご(1号) 「(///)なにをいう、っていうか、みんなには内緒だぞ」
りく(6号)  「ああ、わかってるわかってる」
ヤオ(80号)  「うーーん、解らん、なぜ、着物にすると、屋台の連中がこう態度が変わるのだ・・・・・?」
…………
水野(事務員) 「だってねぇ(^^)、これだけ美少女たちがそろってれば、目を引かないわけ無いよ」
沢田(事務員) 「でも、花より団子、というところが四葉ちゃんらしいけど(^^)ね♪」
四葉(48号) 「もぐもぐ。らんかいいまひらか、先輩?・・・・・もぐもぐ」
あんず(11号)「四葉ちゃん、そんなに、急いで食べなくても、だれもとらないよ(^^)」
美依(31号)  「おじさん、オレンジの綿飴と、オレンジジュースも、いっこ」
屋台のおじさん 「あいよ」
…………
ニコ(25号)  「あうあう。う〜〜〜〜〜♪」
半田 美央&美玲&美登(30号)「ニコも大満足みたいだね(^^)」
…………
イルダ(49号)「日本のこういった風景を楽しむのも、また良いものですね。」
黒子(96号) 「これだけ、目立った服を着てきたのに、だれも気づいてくれない・・・・・(;;)」
五代(5号)  「いちごは、いずこ・・・・・」
…………
銀河(7号)やたいおじさんの格好をして:やたいにて「おねいさんもいっこどうです」
紫鶴      「そうね、もらおうかしら♪」
…………
エミルネーゼ  「おいちゃん、にんにくも利かせてね」
二岡(23号) 「それにしてもエミルネーゼ、○○なのに、にんにく好きだね」
エミルネーゼ  「そお?、ふつうっすよ」
リシェリアリエス「おれは、これかな」
二岡(23号) (でも、なんで、ボクがいんそつ役に・・・・・)
空奈(97号) 「それもいいんじゃないですか」
二岡(23号) 「う、心の声よまれてる・・・・・(^^;)」
…………
文香(60号) 「これは「ハンターのともに載せる」絶好の被写体」パシャパシャ
…………
…………
…………
こうして、ハンターたちのお花見(屋台周り)は過ぎていくのでした。




ハンターミニミニ劇場No.350
あっしーくんがんばる
作者:ふう


エミルネーゼ 「にいさん、にいさん、ここ、急いでつれていってほしいっす、チョー特急で」
二岡(23号)「ここだね、わかった、今車を回すから、ちょっとだけ待っててね」
エミルネーゼ 「いそぐっすよぉー〜〜〜〜」
…………
…………
…………
二岡(23号)「はぁ、はぁ、ついたよ・・・・・で、ここに何があるの(^^;)」
エミルネーゼ 「いやぁあ、この食べ歩き、桜饅頭マップで、にんにくの利いた一品があるって聞いて、ぜひと思ったんですよ」
二岡(23号)「はぁ〜、やっぱり僕はあっシー君ですか」
エミルネーゼ 「いやいや、違いますよ、やっぱりおいしいものは、友達と食べないと、おいしくないっす」
(それに、兄さんの血もこれでおいしくなるっす)
…………


…………
別の日
リシェリアリエス「にいさん、にいさん、ここ、急いでつれていってほしいっすよ、チョー特急で」
二岡(23号) 「ここだね、わかった、今車を回すから、ちょっとだけ待っててね」
リシェリアリエス「いそいでやー〜〜〜〜」
…………
…………
…………
二岡(23号) 「はぁ、はぁ、ついたよ・・・・・で、ここに何があるの(^^;)」
リシェリアリエス「いやぁあ、この前決闘で引き分けた、キュウカン丸将軍がおいしいと絶賛した、場所聞いておいたんですよ、とってもおいしいスイーツがあるっていういうんで」
二岡(23号) 「はぁ〜、やっぱり僕はあっシー君ですか」
リシェリアリエス「いやいや、違いますよ、やっぱりおいしいものは、友達と食べないと、うまくないですから」
(それに、兄さんの血もこれでおいしくなるっす)
…………
…………
こうして、日々のやたゆまぬ努力のたまもので、二岡(23号)くんの血の味は磨かれていくのでした。
(え(リシェリアリエス、エミルネーゼ)、ちがうって、これは、純粋に友情の証だそうです・・・・・)




ハンターミニミニ劇場No.351
模擬演習
作者:ふう


お花さん「久々に、はでにやってみるか」
「周囲の安全確認OK」
…………
…………
…………
「バイザー・オン」
「安全装置解除」ガシャ、の音とともに服の裾の、あらゆるところが展開する
中から、剣山みたいなマイクロミサイルが出現・・・・・
「ターゲット・ロックオン」、ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・
…………
「ファイヤー〜〜〜〜〜!!!!!」
「バシュ」 体の360度あらゆるばしょから、ミサイルが発射される
「キン」そして急角度で軌道を変え、ターゲットに向かって飛びだす
…………
そして、ターゲットに次々と着弾してしてゆく「ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・
…………
ミサイルの着弾を確認すると、今度は袖かロケットランチャーを取り出し、模擬ターゲットに向け打ち出す
「ロック・オン」「ファイアー」
そして、模擬ターゲットは徹甲弾に打ち抜かれ、沈黙した。
…………
…………
…………
ロケットなどの着弾の時舞い上がった砂煙が晴れるときには、
一個師団の模擬ターゲットが沈黙した後だった・・・・・・
…………
お花さん「まあ、こんなもんだろう」・・・・・
こうして富○の裾野のとある射撃場にて、新しく開発した装備のどうさかくにんをたまにしているようである○

おまけ

たまには、輪ゴム鉄砲の遠距離射撃とか、大豆の弾によるスナイパーライフルの試射もしているようである
ただ、そのような非力な武器でも驚くべき精度でターゲットを打ち抜いているようである・・・・・
また、ドルゴ○3からの武器の調整いらいがあるとかないとか。    




ハンターミニミニ劇場No.352
2人
作者:ふう


るる〜るるぅ〜〜〜〜〜〜
四葉(48号)「しかし、今の時期コートは普通さすがに暑いと思うのですが?」「どうなんですか2人とも」
千景(居候)文香(60号)「「ていやぁ!!!!」」
千景(居候)文香(60号)「「まあ、これも心頭滅却すれば火もまた涼してやつかな」」

…………
そして、悠々と立ち去ってゆく2人であった
…………

るる〜るるぅ〜〜〜〜〜〜
四葉(48号)「2人とも、かっこいいですぅ」




ハンターミニミニ劇場No.353
なぜ事故は起こったか
作者:ELIZA


注:これは、ハンターミニミニ劇場No.348「たかいたかーい」の後の話になります。
  (*)は、Wikiのひめの項目に書いてある設定です。

ボス     「…1つ訊きたい。なぜ31号はひめと接触した?
        この前危うくひめを踏み潰しそうになったから出入り禁止にした(*)はずじゃなかったのか?」
恭介(14号)「あー、申し訳ありません。
        メンテナンスのためにメモリを予備のものと入れ替えていたのですが、予備のメモリにその情報を入れるのを忘れていました。」




 

ハンターミニミニ劇場No.354
「スイッチオン」
作者:城弾


 その1
西(24号) 「そういやお前。上杉謙信女性説ってあるよな?」
高荷(27号)「よく聞きますが?」
西(24号) 「あれって華代ちゃんの仕業だったりしてな」
高荷(27号)「何しろ大昔のことだから謙信についてもよくわかってないんだと思いますが」
いちご(1号)「上杉謙信はな…」
西&高荷   「うわあっ。いちごさん」
 通りすがりのいちごの耳に上杉謙信の名が入り歴史好きのスイッチオン。
 一時間半にわたり武田・上杉について講釈される二人であった。

 その2
西(24号) 「ああ。ひどい目に遭った」
高荷(27号)「いちごさんの前で戦国武将の名前を出したりしたらああなりますよ。ボスが呼んでなかったらまだ聞かされていたかも」
西(24号) 「武将といやさ。織田信長も本能寺の変で死体が見つからなかったというじゃないか。あれも華代ちゃんによって脱出に向いた小柄な女の子に変えられたからとか?」
いちご(1号)「信長はな…」
ふたり    「わあああっ。ボスに呼ばれてたんじゃ?」
 信長の名前が聞こえたとたんに飛び出して二人に講釈を再開するいちごであった。
 信長に始まり家康が天下を取るまでを聞かされ続けたという。




ハンターミニミニ劇場No.355
他力本願?
作者:ELIZA


注:これは、ハンターミニミニ劇場No.330「一方その頃」の後の話になります。

ヒイツ(15号)「いちごさあぁぁん、やぁめぇてぇ〜!」
いちご(1号) 「…ん? どうして、俺が筋トレを止めなきゃいけないんだ?」
ヒイツ(15号)「そんなことされたら、あたしが太っちゃいます〜!」

注:逸呉緋稜(15号)の身体的特徴は半田いちご(1号)のそれに完全に影響されます。




ハンターミニミニ劇場No.356
ダンプキラー!?
作者:ラングラー難民


7月某日のこと……

いちご(1号) 今日もなずなの姿を見掛けないけど、またどこかへ出かけてるのか?
文香(60号) 「もうすぐいなくなる“ダンプキラー”に会いに行ってきま〜す♪」と言って昨日から出かけてますよ。
いちご(1号) 何だ?その“ダンプキラー”っていうのは?
文香(60号) う〜ん、ぼくもよく分かりませんけど、あの子「ど〜け〜よ〜ひ〜く〜ぞ〜こ〜ろ〜す〜ぞ〜♪ ど〜か〜ん〜と〜ひ〜く〜ぞ〜♪」などと口ずさんでましたから、たぶん電車じゃないんですか?
いちご(1号) おいおい、そんな電車本当にあるのか?
文香(60号) えっ、“ダンプキラー”はともかく、“どけよホーン”は金の鯱と並ぶ名古屋名物ですよ。小説家の諏訪哲史(すわ・てつし)もこのことをエッセイで取り上げてましたから。
いちご(1号) “ダンプキラー”に“どけよホーン”って……  でも、だとしたらむしろあいつの方が“ダンプキラー”じゃないのか?
文香(60号) いや、あの子はダンプどころか銀行の建物や新幹線もぶっ壊してますからねぇ…… 電車が壊されないか心配ですよ。
いちご(1号) 確かに……


なずな(77号)  ふぇ、ふぇ、ふぇ〜くしょん!


※ダンプキラー  名古屋鉄道7000系電車(パノラマカー)のこと。2009年8月30日に引退した。
※どけよホーン  名鉄の特急車両に搭載されているミュージックホーンのこと。
※諏訪哲史    1969年仙台生まれ、名古屋育ち。「アサッテの人」で第137回芥川賞受賞。名鉄で車掌としての勤務経験がある。
※エッセイ    朝日新聞社“マイタウン・アサヒコム(愛知)”に2008年9月5日付で掲載のもの。(現在リンクは削除)

注:“パノラマカー”は名古屋鉄道株式会社の登録商標です。




ハンターミニミニ劇場No.357
大回り
作者:ELIZA


なずな(77号) 「…あ、入田さんだ。おーい、入田さあぁ〜ん!」
入田利康(49号)「…春野さんですか? こんな時間にどうされましたか?」
なずな(77号) 「高崎線から八高線へ大回り(注)をするつもりが、間違って高崎まで行ってしまいました〜!
          運賃が払えなくなってしまったので、お金を貸していただけませんか? 後で必ず返しますから!」

注:「大回り」とは大都市部の「近郊区間」の中を、安い切符で長距離乗り継ぐ行為のこと。
  「近郊区間」の中では同一とみなされる路線を2度通らない限り、最短経路で運賃が計算されるので、乗る駅と降りる駅が近いならば最低限の運賃で1日列車旅を楽しむことも可能。(ただし同一とみなされる路線を2度通ると高い運賃を払う必要が出てくる。)
  「近郊区間」の端である高崎駅では高崎線から八高線への乗り換えができるが、その手前の倉賀野駅でも高崎線から八高線への乗り換えができるため、倉賀野駅から高崎駅までの区間は高崎線と八高線が同一路線とみなされる。





ハンターミニミニ劇場No.358
取引
作者:ELIZA


なずな(77号)「イルダさん、いいですね?」
イルダ(49号)「マクロエース社の、「A1192 国鉄70系スカ色・新塗装6両セットA・サロ85*」を、定価の35%以下の価格で売っていた場合のみ買う、のですね。」
なずな(77号)「はい、そうです。そうでないと、お金が足りないはずなので。
         …イルダさんのほうは、中古品コーナーをチェックして、コロシアム社の乱数サイ系「苦悶の泣き声」の第3版が売っていたら金に糸目をつけずに買う、のですね。」
イルダ(49号)「はい、そうです。お金が足りないことはないと思いますので。」

舞(8号)   「…何であの2人、自分の買い物を人に頼むんだろう?」
64号     「なずなちゃんの買い物は鉄道模型なんだが、あの世界は通常のフィギュアよりも1桁価格が高くて、店では数十万円の模型も見かけるからな。
         あと、イルダさんの買い物のTRPGの本は、往々にして年齢制限のあるコーナーの隣に設置されているんだ。」





ハンターミニミニ劇場No.359

作者:ELIZA


双葉(28号) 「ぐえぇぇ! な、何これ!?」
あんず(11号)「あ、このチョコレート、例の「カカオ99%」だ。」




ハンターミニミニ劇場No.360
イタ車で痛車
作者:からさぶろう


 なずな(77号)「秋葉で、痛車をみましたよ、いちごさん」
 いちご(1号) 「イタリアの車?」
 なずな(77号) 「ちがいます、漢字で痛いの痛いです。」
 いちご(1号) 「なんで、痛車なの?」
 なずな(77号) 「アニメキャラを、車のボディーにペイントした車です。」
 いちご(1号) 「そんなの車があるのか?」
 なずな(77号) 「はい、ランボのガヤルドの痛車です。」
 いちご(1号) 「もし、燈子の車が、痛車されたら、怒るだろうな」
 その晩に、痛車の夢を見る
 実際に、ガヤルドの痛車があります。


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