ハンターミニミニ劇場No.181
「まだ早い」
作者 マコト
嵐(44号) 「〜♪ やーっとじっくり読めるわ、有明の戦利品! 全く、こんな時期までズレこむ
たーねー……。だがっ! 今日という今日は読みきるぜーっ!!」
自室へと抱え込む多量の”うすっぺらい”本。
嵐(44号) 「さぁってまずは……シソ×アヌラン本! 絵が上手いんだよねーこの人……ドキド
キ」
伊奈(17号) 「嵐お姉ちゃん何読んでるのー?」
嵐(44号) 「ひぎっ!?」
りく(6号) 「こら伊奈ちゃん、勝手に出歩いちゃ……あれ、猫じゃないか。何読んでんだ?」
嵐(44号) 「うぐっ!?」
ジオーネ(20号) 「あるーはーれたひーのことー真冬以上のさーむさーがー♪ あ、ねここねこ! な
ーに読んでんのさー?」
嵐(44号) 「ぶっ!」
華代 「りくちゃーん伊奈ちゃーん、何してるのー?」
嵐(44号) 「何かナチュラルにいるっ!!??」
ロリ集団大集合。
なずな(77号) 「あははは……そりゃ災難だー……」
嵐(44号) 「内容教えていーものかどーか迷うしさぁ、落ち着いて読めなくてさぁ……うう
〜……」
ハンターミニミニ劇場No.182
境地に至らず
作者 城弾
嵐(44号) 「やっと落ち着けるな。さて」
双葉(28号) 「ネコさん。なに読んでるの。見せて」
嵐(44号) 「あっ。こら。見るな」
双葉(28号) 「なに? これ? シソ×アヌラン…………いやぁ〜ん」
嵐(44号) 「逃げた…まったく。相変わらずのぶりっ子だわ。元・男だろうに…ああ」
ポン
嵐(44号) 「元・男だからダメなのか」
ハンターミニミニ劇場No.183
久米田先生の描く「96号」
作者 城弾
黒影(96号) 「僕ははここです。ここにいます」
いちご(1号) 「なにか聞こえたか?」
りく(6号) 「なにも」
ハンターミニミニ劇場No.184
助け舟
作者 ELIZA
注:この話はハンターミニミニ劇場No.181「まだ早い」に直接続く話になります。
64号 「おーい、猫。例の『過激な店』から買って来たぞ。
…お、なずなもいるのか。こっちがなずなの分な。」
嵐(44号) 「いつもありがとうな。」
なずな(77号) 「この姿だと買いに行けないので、本当に助かります。」
ハンターミニミニ劇場No.185
妙案
作者 ELIZA
64号 「で、何を話してたんだ?」
2人 「かくかくしかじか。」
64号 「…なら、いいアイデアがある。」
ジオーネ(20号) 「いーるーだーさーん! おーしーえーてー!」
イルダ(49号) 「…『この前の有明の戦果』ですか? ずいぶん前の話ですよね?」
伊奈(17号) 「嵐お姉ちゃんもそう言ってたよ。」
イルダ(49号) 「これらは全て同人で書かれたTRPGですね。」
華代 「前に聞いたことがありますけど、『ルールのある大人用ごっこ遊び』ですね?」
ジオーネ(20号) 「…どんなのがあるの?」
イルダ(49号) 「例えばこれは『ハック&スラッシュ…」
伊奈(17号) 「それ知ってるー! 『シューティングゲーム人生』だよねー! 面白そうなんだよ
ねー!」
華代 「そんなに面白いの、それ? じゃぁ今度みんなでやってみない?」
ジオーネ(20号) 「さんせーい!」
イルダ(49号) (説明が大変になりそうですね…)
なずな(77号) 「…うまく誤魔化せてよかったですね。」
嵐(44号) 「やれやれ、これで大丈夫だな。」
ハンターミニミニ劇場No.186
冬のイベント
作者 ELIZA
嵐(44号) 「やって来ました有明に! いざ出陣!」
64号 「今年は運がいいですよ。先頭集団に入れましたから。」
係員 「コスプレは決められた場所でお願いします!」
なずな(77号) 「え、あたしは違います〜!」
係員 「これはどう見てもなずなちゃんですよね? はい、そちらも! 『エマ』(注)の格好を
してないで!」
イルダ(49号) 「何で私まで!?」
注:ジェーン・オースティン(ジェイン・オースティン)原作の小説のものです。
ハンターミニミニ劇場No.187
守備範囲
作者 ELIZA
イルダ(49号) 「身分証を見せて、やっと解放されました。」
なずな(77号) 「開場前に戻って来れて、本当によかったです。」
64号 「ところで、皆さんそれぞれどこへ行くつもりですか?」
嵐(44号) 「ヒーロー物とシソ…やアヌランの同人誌が欲しいからAだな。」
なずな(77号) 「『OXキュア』が欲しいのでBですね。」
イルダ(49号) 「私はTRPGの同人誌があればいいので、Dに行きます。
64号さんの『ムーンリットメイデンざくろ』がCなので、全員バラバラですね。」
64号 「師匠、僕はABCDの全部行きますよ。 このアタッシェケースと海外旅行用のスー
ツケースは伊達じゃありません。」
ハンターミニミニ劇場No.188
人それぞれ
作者 真城 悠
いちご(1号) 「44号が帰ってきたって?」
双葉(28号) 「ええ、いちごさんへのお土産もありますよ」
いちご(1号) 「おお、これだこれだ」
沢田(事務員) 「何を買ってもらったの?」
いちご(1号) 「うん。オレって西軍ファンなんで西軍本をな」
沢田&双葉 「…???せ、せいぐん?」
いちご(1号) 「ん?西軍しらんの?豊臣方(とよとみがた)だよ」
双葉(28号) 「もしかして「関が原の戦い」?」
いちご(1号) 「そーそー。大将の石田三成が人望が無い奴なんだけど、武将は魅力的なのが多
いぜ。真田十勇士(さなだじゅうゆうし)とか知らないか?」
沢田(事務員) 「し、渋いなあ…」
五代(5号) 「あ、同人誌買ってきてくれたの?」
双葉(28号) 「五代さんは何が目当てなの?」
五代(5号) 「これだよこれ。定規とコンパスだけで角を三等分する方法が載ってる同人誌」
双葉&沢田 「…え?」
五代(5号) 「数学の同人誌だよ。あ、こっちは「球体の充填補充問題」の解決のヒントを見つけ
たと自称してる同人誌だね」
沢田(事務員) 「きゅうたい…何ですって?」
五代(5号) 「『球体の充填補充問題』だよ。フェルマーの最終定理がこの間解決したみたいな
んで、最古の問題の一つですよ」
双葉(28号) 「何のことやら分かりません」
目を回している双葉。
沢田(事務員) 「でも…そんな大発見が同人誌に載ってるんですか?」
五代(5号) 「でも、『ポアンカレ予想』の解決方法ってインターネットに発表されたのが最初だ
よ?ありえない話じゃないって」
いちご(1号) 「ふ〜ん、何だか良く分からんけどマニアックな話だな」
五代(5号) 「ほら、こっちは面積を同じまま正四角形を円にする公式の本だよ。いかがわしいな
あ」
双葉(28号) 「(ヒソヒソ声で)何がいかがわしいのかも全然分からないよぉ…」
その後、こっそりその場を離れた沢田さんと双葉を尻目に目当ての本を読みふける1号と5号だった…。
(注:コンパスと定規だけで角を三等分出来ないことは既に証明されています。また、面積を同じまま正四角形を円にすることも出来ません)
ハンターミニミニ劇場No.189
動物園
作者 からちゃん
園長 「お客様100万人目の来場者です、」
黒子(96号) 「今日は、目立ってる」
園長 「記念品と、1年間無料の入場券と、動物のぬいぐるみをさしあげるます」
黒子(96号) 「たまにはいいことがないと」
ハンターミニミニ劇場No.190
デパート
作者 ふう
店長 「おめでとうございます、お客様は当店の10万人目の来店者です。」
四葉(48号) 「え?!」
店長 「記念品、各種サービス券と、動物のきぐるみを差し上げます」
四葉(48号) 「きぐるみ…………、なんでぇ〜〜〜〜」
嵐(44号) 「うーーん、残念、四葉ちゃんの前に入ればよかった」
ハンターミニミニ劇場No.191
「もうすぐ聖夜」
作者 マコト
そにょ1
いちご(1号) 「そーいやもーすぐクリスマスかぁ。伊奈ちゃんは何か欲しいものとかあるの?」
伊奈(17号) 「さばいばるないふ!!」
燈子(10号) 「買うなよ? 買い与えるなよ? 絶 対 買 う な よ?」
いちご(1号) 「いや……そもそも買ってやるとも何とも言ってないって……そのスタンロッド降ろし
てくれ……」
そにょ2
モニカ(19号) 「そろそろクリスマスの道具を買い揃えませんと」
りく(6号) 「んあ? それ系ならうちの倉庫になかったか?」
モニカ(19号) 「あれは去年みぃちゃんの大暴れで全壊したのですわ……」
りく(6号) 「あーそーいえばそーだったな……(参照:クリスマスにて)」
石川(14号) 「というわけで特大のツリーを買ってきましたー」
ボス 「敷地よりでかいツリーをどこに飾れというのだっ!?」
そにょ3
双葉(28号) 「疾風ちゃんは何かクリスマスプレゼントとかほしくないの?」
疾風(居候) 「――欲しい”物”はないな、特に」
千景(居候) 「――お金で買えない”胸”がある……くすっ」
空奈(97号) 「千景。厳密には豊胸手術という手段があるわ」
千景(居候) 「そうね。そこまでしたいとは思わないでしょうけれど」
疾風(居候) 「――聞こえてるぞ……聞こえてるぞお前ら……(涙目)」
ハンターミニミニ劇場No.192
食堂
作者 からちゃん
いちご(1号) 「今日の味噌汁は味が薄いね?」
双葉(28号) 「うん、薄いね」
なずな(77号) 「薄いです」
臼井(96号) 「薄い薄いと言うな、俺なんか影が薄いんだよ」
ハンターミニミニ劇場No.193
食堂 その2
作者 ELIZA
ハンターミニミニ劇場No.201
伊奈の新しい趣味
作者 wing
いちご(1号) 「伊奈これは何?」
伊奈(17号) 「うーんとね、何とかイーグル(下記注)だよ」
いちご(1号) (誰だ。伊奈にこんなものを渡したやつは)
燈子(10号) 「貴様らー!!」
千景(居候) 「ぎゃー」
疾風(居候) 「何で俺までー?」
注:デザートイーグルのこと。どっかで千景が使っていた。
ハンターミニミニ劇場No.202
クリスマスプレゼント
作者 からちゃん
いちご(1号) 「りくはこれでいいね」
双葉(28号) 「はい、じゃ、ケイはこの方がいいね」
いちご(1号) 「ケイは、ボスの許可下りれば後はよし」
燈子(10号) 「二人で何をしてるの?」
いちご(1号) 「クリスマスプレゼントの準備だよ」
いちご(1号) 「燈子、伊奈はこれでいいだろう?」
燈子(10号) 「方向オンチのやつに(※1)腕時計かこれならいいね」
いちご(1号) 「地図付き機能あるからいいね」
燈子(10号) 「(※2)地図の見方は,教えてるからいいよ」
いちご(1号) 「方向オンチだから、これで迷子にならないね」
燈子(10号) 「いや、違うな俺も、方向オンチのやつに(※1)腕時計をあげたけど、それでも、やつ
は迷子になった。お前らが知ってるやつだ」
いちご(1号) 「う〜ん誰だろう?」
(※1 GPS機能付きの腕時計モニタ付き ※2 町内地図案内板)
ハンターミニミニ劇場No.203
クリスマスプレゼントAnother side
作者 yuk
ケイ(居候) 「クリスマスプレゼントって……俺らにか? 明らかにサンタ信じてる歳じゃないだろ。」
りく(6号) 「違うんだよ。この組織の習慣なんだが、俺達子供系は一日サンタを信じているふりを
するんだ。」
ケイ(居候) 「なんでわざわざそんなことを……」
りく(6号) 「ほかのやつらがものをくれる代わりに俺らは夢をプレゼントする。ってことだ。」
ケイ(居候) 「なるほど。どっちかというとこっちの方が本物のサンタっぽいな。」
伊奈(17号) 「今年はサンタさん何くれるのかな〜♪」
りく(6号) 「まぁ、本気で信じてるのもいるにはいるんだけどな。」
ハンターミニミニ劇場No.204
続・クリスマスプレゼント
作者 yuk
いちご(1号) 「……で、未来がこれ、睦美がこれでどうですか?」
ボス 「ん。よし経費で落とそう、ところであと一人は?」
いちご(1号) 「あと一人って?」
ボス 「華代。」
いちご(1号) 「それも!? っていうか経費で落ちるんですか!?」
ハンターミニミニ劇場No.205
苦しみ増す?
作者 冥龍
クーゴ(95号) 「みなさん楽しそうですけど、どうしたんですか?」
いちご(1号) 「ああ、もうすぐ12月だからな」
クーゴ(95号) 「12月に何かありましたっけ?」
いちご(1号) 「25日だよ」
クーゴ(95号) 「25日? ん〜何かあったかな〜?」
いちご(1号) 「ク・リ・ス・マ・スだろ」
クーゴ(95号) 「クリスマス? 聞いたことないです。 僕は、おばあちゃんに言われて赤い服を着て
白い袋を持って、町内中の家に侵入したことならあるんですけど」
いちご(1号) 「プレゼント貰ったことないの?」
クーゴ(95号) 「いえ、無いですけど?」
いちご(1号) 「そ、そうか(クーゴ…可哀そうな子!)」
ハンターミニミニ劇場No.206
イベンターいちご
作者 からちゃん
双葉(28号) 「これの3枚がクリスマスパーティーの領収書で、こちらの3枚が忘年会の領収書で
す、いちごさん」
いちご(1号) 「双葉もいそがしいのにこちらの仕事を、手伝いさせて」
双葉(28号) 「気にしなくていいです」
ヒイツ(15号) 「2人何をしてるんですか?」
いちご(1号) 「組織のクリスマスと、忘年会の経費を、出すための会計をしてるんだよ、うちの組
織は、イベントに金は出すが、給料を上げて欲しいよ」
ヒイツ(15号) 「他の人は、やらないのですか?」
いちご(1号) 「他のやつがやると、暴走して、破壊するからボスがお前がやれと言われたからだ
よ」
ヒイツ(15号) 「そんな人いるんですか」
燈子(10号) 「ハハッハクシュン〜」
ハンターミニミニ劇場No.207
責任転嫁
作者 ELIZA
注:この話はハンターミニミニ劇場No.201「伊奈の新しい趣味」に続く話になります。
なお、デザートイーグルには(普通)32口径という小さい口径のものはありません。
千景(居候) 「落ち着いてください、燈子さん。私には力がないのでデザートイーグルは使いこなせ
ません。」
疾風(居候) 「確かに、千景は普段32口径の銃しか使わないが…」
燈子(10号) 「ではいったい誰が…」
(燈子がいなくなったあとで)
疾風(居候) 「…千景が射撃場でデザートイーグルを試射したときに伊奈がやってきたんだよな?」
千景(居候) 「誤解しやすい発言だったかもしれないが、私は嘘をついていない。」
ハンターミニミニ劇場No.208
マスターカーバー
作者 ELIZA
ケイ(居候) 「…よし、ローストビーフが焼けた! あとは切り分けるだけだな。」
伊奈(17号) 「伊奈がやる〜!」
ケイ(居候) 「大丈夫か? …まあ、やらせてみるか。」
伊奈(17号) 「はい、どうぞ!」
イルダ(49号) 「まあ、カービング(注)ですか。上手ですね。」
二岡(23号) 「…ナイフの扱いで伊奈ちゃんに敵う人はいませんね。」
注:食べる人の目の前で肉などを切り分けることをカービング、切り分ける人をカーバーと言います。
ハンターミニミニ劇場No.209
血の滴るようなレア
作者 ELIZA
伊奈(17号) 「はい、どうぞ!」
空奈(97号) 「い、嫌…」
伊奈(17号) 「どうしたの?」
二岡(23号) 「…空奈ちゃん?」
黒子(96号) 「…軽いショック症状だ、落ち着かせて手当てをすればどうと言うことはない。」
二岡(23号) 「…大変だ、誰か救急車を!」
黒子(96号) 「無視された…」
イルダ(49号) 「ケイさん? いいですか?」
ケイ(居候) 「…今日はちゃんと真っ黒焦げにならない程度の火加減でしたよね?」
イルダ(49号) 「…その日のお客様のことも考えてください。」
ハンターミニミニ劇場No.210
癒される
作者 からちゃん
いちご(1号) 「やっと寝た」
双葉(28号) 「ほんとに」
燈子(10号) 「お前ら何をしてる」
いちご・双葉 「静かにしてください、やっと伊奈を寝かしつけたんですよ、燈子さん」
燈子(10号) 「すまん、でも、伊奈の寝顔見ると癒される」
いちご(1号) 「寝顔は、天使みたいけど」
双葉(28号) 「わかります」
燈子(10号) 「起きてると時々、悪魔に見える時もある」
いちご(1号) 「伊奈は悪魔のような天使の笑顔も、見せることもあります」