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ハンターシリーズ107『イルダさんの小ネタ集 2巻目』 タイトル画制作:ELIZA    

ハンターシリーズ107
『イルダさんの小ネタ集 2巻目』

作・タイトル画  ELIZA
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【書き間違い】

 77号「そういえば、どうして「魔女」を「ウィッカ(wicca)」と男性形で言っているのですか?
     イルダさんは女性だから女性形の「ウィッチェ(wicce)」になるはずなのに。」
入田利康「…俺がキャラクターシートを作った際に間違えたんだ。」



【死活問題】

 64号「師匠、大変です! 『ローストロース』に『ガールス』のエラッタが出ました!」
 49号「何ですって!
     …これはまずいですね、『連結』を始めとした上位魔法が非常に使いにくくなってしまいました。」
 64号「師匠、この文だと『庇護』は使いやすくなったと読めるのですが。」
 49号「試してみましょうか…本当ですね、64号さんにも簡単に『庇護』がかけられました。」

*ローストロース…TRPG月刊誌の1つ。
 ガールス…TRPGのシステムの1つ。イルダ・リンカーンはこのシステムで作られたキャラクターだった。
 エラッタ…誤りの訂正のこと。「イレータ(eratta)」のローマ字読み。



【キャラクターシートの記入事項 その2】

*この話は、ハンターミニミニ劇場67「戦隊物@増加中」の後の話になります。

半田美央「そういや、イルダさんは誰の性格になったんだ?」
 49号「作成したキャラクターシートに性格を書き込む欄がなかったので、性格は変わらないんですよ。」



【レベルアップ その2】

*この話は、ハンターシリーズ97『二岡くん、今度は影の人と出会う』の後の話になります。

 49号「…あれ、二岡さんに変身できない?
     二岡さんに何かあったのでしょうか。」

 96号「二岡くん、パトロールの時間だよ。」
 23号「…へーい。」
 97号「今日は流れが変わったから、大変になるわよ。」
 23号「そんなぁ…。」

 49号「…なるほど。
     二岡さんのキャラクターシートを成長書き換えする必要が出てきましたね。」



【資金源】

 61号「ア、みぃサン、イルダさん見ないデスか?」
 31号「…イルダさんですか?
     今日からお父様と一緒に連合大会に行っているはずですが。
     イルダさんは大学院の研究の都合なので、入田利康さんの姿だと思いますけど。」
 27号「…それだ!
     みんな、連合大会に行くぞ!」
 31号「…皆さん、どうなさったのですか?」
 24号「今、給料日前だろ。
     こんなときに気前よく無利子でお金を貸してくれる人はイルダさんしかいない!」
 31号「それならやめておいた方がいいと思いますぅ。
     連合大会の当日券は1日で1万円、全日で2万円しますから。」
 50号「くっ、逃げられたか…」

*連合大会…似たような分野の学会が連合して一斉に行う学会。



【投資】

*この話は、ハンターシリーズ64『珊瑚の研究(後編)』の後の話になります。

マスター「いらっしゃい。
     …珊瑚さん、お久しぶりですね。」
  3号「…あれ、なんかずいぶん豪華になってない?
     組織にこんな予算あったの?」
マスター「…イルダさんが協力してくださったのですよ。」
  3号「あの娘もやるじゃない。
     それにしても、尋常なお金のかけ方じゃないよね。」
マスター「ここまで来るとただでは済みませんでしたけどね。
     初期資金100万円と月々5万円で毎月の純利益が5万円以上増えたのですから、安いものです。」



【イルダさんはお休み】

ふぃーおんふぃーおんふぃーおんふぃーおん。

 10号「警報だ!
     出動しないと!」
入田利康「…そうですね、行きましょう。」
  5号「イルダさんに戻らなくていいの?」
入田利康「能力は変わりませんから、足手まといにはなりません。」
 36号「いや、魔法があるかどうかで仕事の能率が大きく変わるのだが。」
入田利康「今日は何があっても戻りません。」
  全員「なぜ!?」
入田利康「休暇を取ってベッドで寝ているようでは役に立たないですから。」



【イルダさんはお休み その2】

入田利康「…この席、よろしいですか?」
水野真澄「どうぞどうぞ、座って。」
入田利康「では、失礼します。」
 沢田愛「ところで、食堂で見かけるときにはいつも入田さんの姿なんだけど、どうして?」
入田利康「…締めていると物理的に食べられる量が減ってしまうからです。
     苦しいのは気にならないのですけどね。」



【イルダさんはお休み その3】

 沢田愛「…イルダさん?」
 49号「…はぁ、はぁ、魔法でしたら、少し待ってください。
     月1でかけなおしている『不老』は、とんでもないエネルギーを必要とするので。」



【価格の内訳】

*この話は、ハンターミニミニ劇場119「目には入っても…」の前の話になります。

 96号「イルダさん、イルダさん!」
 49号(無視)
 96号「…いや、無視されたら話が進まないから気がついて!」
 49号「…はい、何でしょう?」
 96号「僕用に強力な『こっち見て』の指輪を下さい!
     もう皆に無視され続ける生活は嫌です!」
 49号「96号さんの「真の名」は知っているので出来ないことはないのですが…
     1週間はかかりますので、また来て下さい。」

1週間後

 49号「…はい、こちらですね。
     では、1024000円頂きます。」
 96号「ねぇ、その24000円、負けてくれない?」
 49号「その指輪自体の値段が百万円なので、絶対に負けられません。
     強力な魔法を封じるには、それ相応の宝石が必要になるので。」



【威力】

お花さん「イルダさん、頼まれた品、できましたぜ。
     ただ、こんなチャチなもんじゃなくて軍用の武器の方がいいんじゃないかい?」
 49号「それでは魔法が込められないではないですか。
     …いいですか、私が注文した物に魔法を込めるとこれだけの威力が出ます。」

ドドオォーン

お花さん「…確かに、こりゃ下手なパイナップルよりも強力だな。」
 49号「手榴弾と違って再利用できますし、何より銃刀法に引っかかりません。」



【禁忌魔法】

 16号「イルダさんの魔法って、どの程度の威力まで出るのですか?」
 49号「攻撃魔法でしたら、いつも散さんに放っているのが限界です。
     …あれは肉体にかなりの負担をかけるので、本当はやりたくありません。
     最終手段としては、禁忌魔法が残っているのですが。」
 16号「禁忌魔法、って何ですか?」
 49号「「真城華代召喚」。」
 16号「それは確かに禁忌ですね。」



【訊いてはいけない】

*この話は、ハンターシリーズ88「イルダさんの小ネタ集」【魔女年齢22歳】の後の話になります。

  ボス「少し思ったのだが、49号がいてもハンターの平均年齢はそんなに上がらないんじゃないのか?
     本当の生年月日が…」
 49号(にっこり)
  ボス「! (この殺気、春と同じだ…)」
 49号「何ですか?」
  ボス「い、いや、何でもない…」

 49号(…春さんの使っていた『殺気』は便利ですね。
     まだまだ威力が足りないので、修練が必要ですが。)


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